9日現在、大型で強い台風8号が九州に接近している。気象庁は各地に暴風と波浪などの特別警報を発表。今後も大雨や台風が増え、雨による道路の冠水も予想される。一般社団法人日本自動車連盟(JAF)九州本部では、3日に降った大雨の影響によるロードサービス状況(速報値、午前0時~午後2時)と、クルマの浸水トラブルを防ぐポイントを紹介している。
それによると、短時間で局地的に激しい雨が降ったため車両が冠水・水没したことによる依頼は九州で17件。県別内訳だと佐賀9件、熊本5件、福岡3件で、中には、冠水路(=水があふれた道路)を走行したことが原因と思われる事例もみられたとしている。
また、クルマの浸水トラブルを防ぐ主なポイントは以下の通り。
■大雨・集中豪雨時に、クルマの浸水トラブルを防ぐ主なポイント
(1)大雨・集中豪雨の際はなるべく運転を控える
視界や見通しが悪く危険。運転する場合は無理をしない。
(2)周囲より低い位置にある道路は避ける。
地下道やアンダーパス(鉄道などの下を通過する道路)は低い位置にあり、水がたまりやすいため、短時間でも水位が上昇する恐れがある。
(3)冠水している道路は避ける
比較的水深が浅く(5cm~10cm程度)ても、水中の様子は分かりにくく脱輪の可能性も高まる。
(4)クルマの保管場所は安全?
地面より低い駐車場には水がたまりやすいため、安全を確保した上で状況を確認する。
(5)ガラス割りハンマーやシートベルトカッターを常備
冠水により窓やドアが開かない、シートベルトがはずれないなど、もしもの時のため、ガラス割りハンマーやシートベルトカッターを車内に常備する。
より詳しい対策方法や、もし浸水してしまった場合の対処方法など、詳しくはコチラ。
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