「私たちは、自らがSMIのプログラムの実践者であることを一番に目指しており、"プロダクト・オブ・ザ・プロダクト"と言って、取り扱う製品の具現者たらんとしています。世の中には、ただ自社の商品をお客さまにお勧めするようなところもあると思いますが、我々はお客さまに対してのサービスと同じものを自社に対しても行っています。そのため、お客さまに対しても自信を持ってお勧めできますし、矛盾がありません」と三浦氏は自信をのぞかせる。
たとえば同社の場合、1人ひとりのスタッフが朝出社すると、まずプログラムの勉強から入る。そして、自分でセッティングした目標に合わせ、自らモティベーションを上げながら、時間のコントロールしながらクライアントの管理やマネジメントを行い、日々の活動を行っている。
「我々は、リーダーシップやマネジメント、モティベーションの分野でのリーダーです。そのなかで、『トータル・パースン®』と言って、経済面、家庭生活面、社会生活面、精神面、健康面、教養面という人生の6分野でバランスのとれた成功人生を、弊社メンバーも目指しています。お客さまにもそのように人生でバランスのとれた成功人生を目指していただくことは、積極的な心構え、積極的な習慣、積極的なモティベーションによる積極的な人材を育成することになります。当然のことながら、お客さまの企業にとっては、生産性の高い人々であると確信いたします」(三浦氏)。
なお、前回触れた世界一の獲得も、同社にとってはモチベーションを高めるための目標の1つとなっている。
「たとえば国が変わると、考え方、価値観というのがまったく変わります。それを共有化するためのシステムが、我々のこのSMIというプログラムなんですね。とくにこれからは、海外に出店されていく、海外に工場を置くという会社さん自体が、非常に大切になってくると思います。弊社でも自動車関連や鉄鋼関連、飲食など、すでに海外に出ている企業の日本人スタッフに対して、そういったサービスを行っております。まだ直接現地にまでは行っていませんが、将来的には海外の拠点に出向いて、現地のスタッフに対しての教育サービスなどを行っていきたいですね」(三浦氏)。
もともとSMIは、世界約80カ国に3,000社のエージェンシーを抱える組織であり、開発されたプログラムも、ベースがすでにワールドワイドなものとなっている。人が動く原理・原則に対してアプローチを行うので、モティベーションやリーダーシップ、マネジメントに関しては、宗教とか、国民性、国柄、言語というものを十分飛び越えることが可能だ。むしろ、日本企業だけに向けてつくられたプログラムではないので、「日本人の常識が通用しない」「外国人の方の考え方がわからない」などといったように、海外に出る企業の方が即効性があるとも言えよう。
今後、少子化が進行していくと、日本の労働人口が少なくなっていく。そうすると、日本の国力を保つためには、移民を受け入れざるを得ない事態も出てくるだろう。移民が来たとき、日本国内の考え方だけで押し通すわけにはいかない。日本の企業も自然と多国籍企業へと脱皮しなければならなくなる。
そのときに、同社および同社が提供するSMIのプログラムは、非常に重要な役割を果たすことになるだろう。
(オールマネジメント福岡の項・了)
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<COMPANY INFORMATION>
(株)オールマネジメント福岡
代 表:三浦 寿
所在地:福岡市中央区舞鶴3-1-15
設 立:2005年9月
資本金:1,000万円
URL:http://www.ama-f.co.jp/
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