2024年04月19日( 金 )

385名の若人たちが羽ばたく~西日本国際教育学院「第22回卒業式」

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sotugyousiki3 きょう3月4日、学校法人宮田学園西日本国際教育学院の2015年度「第22回卒業式」が福岡市立南市民センターにおいて執り行われた。今回、卒業式を迎えたのは海外からの留学生385名。それぞれが夢と希望を胸に、この日を迎えた。また、会場には多くの在校生や来賓が集まり、共にこの門出を祝った。

 卒業証書授与後、学院長の宮田智栄氏が登壇。卒業生に対して、「自国を飛び出し、日本に留学し、日本人のみならず同じように留学しているさまざまな国の留学生と一緒に日本語でコミュニケーションをとり、異文化を理解し、同じ社会で生きていくということを学んでいるあなたたちは、グローバル社会を生き抜く日本人の若者の見本となると思います。あなたたちは、私たち教職員にとって自慢の学生たちでした」と呼びかけた。
 また、人生がうまくいくために必要なこととして、「1.好きという想い。愛がある心」「2.チャンスをつかんで行動すること」「3.人との関わり合いを大切にすること」「4.自分が受けている恵みに気づき、感謝すること」の4つを説き、それが日本語の「あ・い・う・え・お」の5文字にすべて含まれているとして、「あ・い(=愛)」「う(=運)」「え(=縁)」「お(=恩)」の4つの言葉を餞(はなむけ)に贈った。そして最後は、「皆さんが学んだ日本語は、愛(あ・い)から始まる言葉です。卒業生の皆さん、愛していますよ」と結んだ。

 続いて、学園総長の宮田道郎氏が登壇。現在、4年制大学の開校準備を進めていることや、ベトナム・ハノイ、ネパール・カトマンズに事務所を設置していること、さらに今後はミャンマーやカンボジア、フィリピン、インドにも事務所設置を予定していることなどを説明。また、海外との強いパイプにより、アジアのみならずヨーロッパからも学生を受け入れる予定とし、「日本国内はもとより世界のどこの国に行っても国際貢献できるグローバル人材の育成をはじめ、社会に貢献する、貢献できる国際的人材を育成する教育に、より一層力を入れていく」――と決意を述べた。また、卒業生に対しては、「きょうの日を起点にして、一段とスキルアップに磨きをかけ、国際的に活動できる人材になるため、この場を新たなる決意の場にしてもらいたい」と激励。最後には、「『ありがとう』をたくさん言える人生にしてください。初心を忘れなければどんな試練も突破できます」と、「初志貫徹」と「一念、道拓く」の言葉を贈った。

宮田 智栄 学院長<

宮田 智栄 学院長

宮田 道郎 学園総長<

宮田 道郎 学園総長

 来賓を代表しては、元九州大学教授・留学生センター長の柴田俊造氏と(株)TMエンタープライズ代表取締役の杉本尚丈氏の2名が登壇。それぞれ、「自分の信じる道を一歩一歩迷わずに進んでください」(柴田氏)、「大きな困難にぶつかっても、それを楽しめるような人になって、人生を楽しんでください」(杉本氏)と祝辞を述べた。

 その後、送辞や答辞に加え、在校生・卒業生それぞれによる斉唱、卒業生メモリアルの映像放映などが行われた後に閉式。送る側も送られる側も、共に笑いあり涙ありの温かな雰囲気のなか、厳かながらも賑やかな卒業式が締めくくられた。卒業生だけでなく在校生も、西日本国際教育学院で多くを学び成長していることが感じられた卒業式であった。

 卒業生たち385名は、全員進学を予定している。これから、西日本国際教育学院で学んだことを活かしながら、世界で活躍するグローバル人材へとさらなる成長をしていくのだろう。改めて、卒業生たちのきょうの門出を祝福したい。

学校法人宮田学園西日本国際教育学院 2015年度「第22回卒業式」<

学校法人宮田学園西日本国際教育学院 2015年度「第22回卒業式」

【坂田 憲治】

 

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