2024年04月19日( 金 )

建設現場にも女性専用スペースを、注目されるCu.to(キュート)

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kensetu4 建設仮設資材や福祉用具のレンタル・販売を手がける東山産業(株)(本社:東京都目黒区、松田直樹代表)は4月、女性専用レストスペース、「Cu.to(キュート)」のリースを開始。男社会のイメージが強い建設業界にも、新しい風が吹き始めた。
 同製品は、標準装備として更衣室・洗面所・ロッカー(1人用×4台)・女性用トイレ(ウォシュレット、擬音装置付)を完備。床にはタイルカーペットが敷かれ、心身共にリラックスできる。また、出入口はボタン式施錠で、セキュリティ面も万全。今後建設現場でスキルを発揮したい、既に発揮しているという女性技術者・技能者への配慮がなされている。このほか、オプションとして、打合せテーブルや椅子、シューズボックス、エアコンの用意もされており、現場でも女性が気兼ねなくリフレッシュできる仕様となっている。まさに、至れり尽くせりといった充実の内容だ。(詳細はコチラ)。

 建設業界は、これまでも現場で働く女性に配慮した設備の導入を行ってきた。一例として、女性専用仮設トイレの提供が挙げられる。男性との共用に抵抗感を持つ女性の声を反映させ、商品化されたもので、女性専用仮設トイレには女性をイメージしたカラーリングがなされたほか、除菌クリーナー、抗菌レバーを装備。オプション装備にはなるが、ドアを二重ロックにすることも可能となっていた。しかし、限られた空間だけでなく、広範囲に渡って女性目線を取り込むことで、より一層の快適さが生まれるのは事実。女性専用レストスペースが注目を浴びているのは、そうした女性目線の採用・具現化に成功しているからにほかならない。

 2015年8月、官民一体となって策定された「もっと女性が活躍できる建設業行動計画」では、「5年以内に女性倍増」が目標として掲げられている。しかし、ただ女性の数を増やせばいいというわけではない。求められているのは職人だ。業界で働く女性の割合は事務職が多く、現場で能力を発揮する女性、「けんせつ小町」の数は少ない。今後、業界における女性技術者・技能者の比率を高め、長く現場で活躍してもらうためにも、女性専用レストスペース「Cu.to(キュート)」のような女性専用商品の存在は、必要不可欠といえるのではないだろうか。

<お問い合わせ>
東山産業(株)
所在地:東京都目黒区東山1-1-2東山ビル
TEL:03-3719-0301
FAX:03-3792-4390

 

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