戦後最悪の惨劇 相模原の障碍者施設で19人殺傷
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7月26日午前2時ごろ、神奈川県相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」に刃物を持った男が侵入し、入所者らを次々に刺す事件が起こった。入所者は首などを刺され、19人が死亡。職員2人を含む26人が重軽傷を負った。県警は殺人未遂と建造物侵入の疑いで、午前3時過ぎに津久井署に出頭した元施設職員、植松聖容疑者(26)を逮捕。犠牲者19人は平成以降の殺人事件では最多の死者数を上回り、戦後としても最悪の被害と見られる。
植松容疑者は今年2月、衆院議長公邸に事件を予告する手紙を持参し、施設関係者や津久井署に対し「障害者を殺す」という趣旨の話をしていたという。相模原市は措置入院を決め、植松容疑者は施設を退職。入院中の尿検査で大麻の陽性反応が出たが、症状が和らぎ、反省の言葉もあったため3月2日に退院した。
植松容疑者は車で出頭し、血が付いた包丁やナイフ計3本が入ったかばんを所持。捜査本部によると、植松容疑者は容疑を認めている。県警は27日、容疑を殺人に切り替え、植松容疑者を横浜地検に送検した。
【平古場 豪】
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