2024年04月19日( 金 )

日経平均株価~1万7千円台を回復

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 20日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、約5カ月ぶり前日比+236円59銭の1万7,235円50銭の高値で取引を終えた。3カ月にわたり上値抵抗水準として意識された1万7千円を大きく突破し、市場は明るさを取り戻しつつある。

 日経平均株価は5月31日に付けた1万7,234円98銭から一転して下落。6月24日には、今年に入って最安値の1万4,952円02銭(前日比▲1,286円33銭)となったが、翌25日には1万5,309円21銭(前日比+357円19銭)に値を戻したものの、その後は1万5千~6千円台で推移。
日経平均株価が動き出したのは、企業の多くが中間決算を迎える9月に入ってからだった。9月5日、前日比+132円65銭の17,056円65銭となり、実に3か月ぶりに1万7千円台を回復。6、7日も1万7千円台に踏み留まったが、それ以降は再び1万6千円台に低迷していた。
 日経平均株価が、約1カ月ぶりに1万7千円台を回復したのは10月11日。終値は1万7,024円76銭(前日比+164円67銭)を付けたものの、その後は別表のとおり、1万7千円の壁が厚く立ちはだかり、もう一歩届かない状況が続いていたのだ。

 今日19日のダウ平均株価が18,161ドル94セント(前日比 +75ドル54セント)だったことや円相場が103円台で落ち着いた動きが好感され、今日の日経平均株価は5営業日続伸し、ついに5月31日に付けた1万7,234円98銭をわずかだが52銭上回ったのだ。
 日経平均株価が上昇したことから、九州地銀7行(FG・FH)の中で、前日比マイナスは大分銀行1行のみ。月初10月3日の終値からマイナスだったのは、その日に上場した西日本FHの▲25円だけとなっており、今後の西日本FHの株価の動きに注目が集まることになりそうだ。
 はたして明日以降この上昇ムードにより、1万7千円越えの足掛かりとなるのか。それとも再度1万6千円台に反落するのか。今まさに「剣が峰」を迎えたといえそうだ。

【北山 譲】

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