2024年04月24日( 水 )

一部を大林組が1億で契約、熊本城天守閣復旧プロジェクト

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
地震発生前の熊本城天守閣<

地震発生前の熊本城天守閣

 熊本地震(2016)で被害を受けた熊本城天守閣。復旧プロジェクトが進む中、熊本市発注の「熊本城天守閣復旧整備事業」における、(1)躯体復旧工事・(2)耐震補強工事・(3)外装工事の実施設計業務委託契約を(株)大林組(本社:東京都港区、白石達代表)が1億3,543万2,000円(税込)で締結した。

 熊本城天守閣復旧整備事業には、上記(1)~(3)以外に石垣工事・展示工事および内装工事など、複数の業務が残されている。熊本市は「躯体なら躯体だけ、内装なら内装だけといった具合に、1つ1つ個別に技術提案を検討させていただいている」と話す。歴史的価値の高い熊本城の復旧がいかに困難な作業であるかを痛感させられる。

 大林組は、これまでにも熊本城の本丸御殿(大広間、大台所、数奇屋)の復元整備工事などを手がけており、熊本城関連整備工事で多くの実績を持つ。熊本城天守閣の再現はもちろんだが、復旧後を見据えたプラスアルファの建築設計が期待される。

【代 源太朗】

建設情報サイトはこちら>>
建設情報サイトでは建設業界に関する情報を一括閲覧できるようにしております。

 

関連記事