2024年04月25日( 木 )

芝浦グループホールディングス・新地会長~100億円現金収奪大戦略

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 天神3丁目の不動産価格の相場を知るために、芝浦グループホールディングスの新地哲己会長に尋ねた。本社が天神町3丁目にあるからである。「うちの本社は、買ったときが坪200万円で、現在は400万円である」と平然と語った。「なるほど、倍には上がっている。もうピークに来た感じだな」と納得する。話は拡大される。「今が売りどきだ」と、声に力強さが伝わってきた。

 話の内容をまとめると、(1)オフィスビル、メガソーラーなど10物件を売ることにした。(2)最初はバラ売りを検討していた。(3)ところが、ファンドが飛びついてきた。一括買いの打診である。中近東のファンド、米系のファンドと、よりどりみどりである。(4)現在、ファンドへの一括売りに傾いている。思惑通りに売れば、100億円をはるかに凌ぐ価格となり、ローン返済を行っても手持ち70億円は残る。
 新地会長曰く、「100億円のキャッシュを持てば、いくらでも勝負できる」とか。

 

関連キーワード

関連記事