2024年04月25日( 木 )

日経平均株価1万9,000円割れ~九州地銀の株価も下げ

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 日銀は昨日16日、新年初の支店長会議を開催した。全国32支店の支店長が出席するこの会議の開会挨拶で、黒田東彦総裁は我が国の景気は緩やかな回復を続けており、先行きについても緩やかな拡大に転じていくとの見通しを述べた。

 また金融政策については、2%の「物価安定目標」の実現を目指すため、昨年1月29日に導入した「マイナス金利政策」(長短金利操作付き量的・質的金融緩和)を必要な時点まで継続する方針は変わらないとした。

 今日17日の日経平均株価は、前述の日銀支店長会議で新たな金融政策が盛り込まれなかったことや、米国株式市場が休場で手がかり材料がなく、また欧州株安やドル円が113円台半ば(113円47銭15:20現在)まで円高が進んだことなどから、前日比▲281円71銭の1万8,813円53銭と、大幅な下げで取引を終えた。1万9千円割れは12月12日以来36日ぶりとなった。

 九州地銀8行(FG・FH)の株価は年初1月4日に大きく値上がりしたが、今日の終値でその株価をすべての銘柄が下回った。真価を問われるのは2月初旬に発表される2017年3月期第三四半期決算の内容次第と言えそうだ。

【北山 譲】

▼関連リンク
・支店長会議総裁開会挨拶要旨(2017年1月)

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