2024年04月25日( 木 )

人工知能はどう活用されるべきか?~人工知能技術活用セミナー開催

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 さまざまな製品やサービスがインターネットでつながるIoT(モノのインターネット)の時代が到来し、ネット上で収集・蓄積されたビッグデータを効果的に分析する人工知能(AI)に注目が集まっている。
 しかし、AI技術がどうビジネスに活用されていくのか、社会はどう変わっていくのかということについて、広く理解が進んでいるとは言い難いのが現状だろう。

 そのような状況のなか、2月20日に国内最大級の研究機関である国立研究開発法人産業技術総合研究所とベルズシステム(株)(本社:福岡市博多区、小野寺隆代表)の主催で、福岡市中央区天神で「人工知能技術活用セミナー」が開催された。

 セミナーは、人工知能技術コンソーシアムの会長である本村陽一氏(産業技術総合研究所 人工知能研究センター 首席研究員)による、「「次世代人工知能技術のビジネス活用とコンソーシアムの役割」というテーマの講演でスタート。次世代AI技術のビジネス活用と、その社会実装に向けたコンソーシアムの役割についての解説を行った。
 続いて、人工知能技術コンソーシアムのワーキンググループ(WG)による活動状況についての紹介。製造業における社内へのAI導入プロセスのような協力企業での実際の活用例のほか、実装へ向けた研究所の動きなど、7つのWGによる具体的な取り組みが報告された。その後の講演やWGへの質疑応答では活発な意見交換が行われ、参加者のAIに対する関心の高さをうかがわれた。

 最後に、本村陽一氏からAI技術の導入や研究を検討している企業へ、人工知能技術コンソーシアムへの参加が呼びかけられた。また、人工知能技術コンソーシアムの九州支部の設置も発表された。
興味のある企業・技術担当者は、人工知能技術の動向に注目するだけでなく、実際にコンソーシアムに参加してみてはいかがだろうか。

【犬童 範亮】

▼関連リンク
・人工知能技術コンソーシアム

 

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