2024年03月29日( 金 )

留学生325名の門出~西日本国際教育学院「第23回卒業式」

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 本日3月3日、2016年度 学校法人宮田学園西日本国際教育学院「第23回卒業式」が執り行われた。会場は福岡市立南市民センター。穏やかな晴天のもと、海外からの留学生325名の門出には多くの在校生や来賓も集まり、華々しい式となった。

 式辞では、学院長の宮田智栄氏が登壇。慣れない日本での生活を送るなかで、勉学とアルバイトを両立し卒業の日を迎えたことを祝福。「日本にいること、お金を稼ぐことだけがあなた方の道ではありません。これからさまざまな辛い経験をすることもあるかと思います。そこから逃げず、自分が選び、これから歩む道を信じて進んでください」と激励した。また、入学時に教えた「あ:明るく」「い:いつも」「さ:先に」「つ:続けて」の教訓を再度贈り、学院で学んだことを卒業後も実践することで、しっかり身に付けていってほしいと語った。

 続く告辞で、学園総長の宮田道郎氏が登壇。「燕雀 大鵬の志を知らず」という故事を引いて、「陰口や周囲からの評判など小さなことは気にせず、自分の信じる道を正々堂々築きあげてほしい」と伝えた。また、今後ますますグローバル化していく世界で活躍するために、「初志貫徹」の姿勢で今の熱い思いを忘れてはいけないと結んだ。

宮田 道郎 学園総長

宮田 智栄 学院長

 来賓代表としては、在福岡ベトナム社会主義共和国総領事館 総領事のグエン・フォン・ホン氏と元九州大学教授・留学生センター長の柴田俊造氏の2名が登壇。「日本語だけでなく、今後専門知識を深めることで、将来日本と時刻の架け橋となり、グローバル人材として活躍されることを期待します」(ホン氏)、「自分の信じる道を迷わず一歩一歩励むことが大事。自国と世界の発展のために頑張ってください。世界はみなさんを待っています」(柴田氏)と祝辞を述べた。

 送辞、答辞では在校生と卒業生の代表がそれぞれ登壇。送辞では卒業生との思い出を語り、先輩の背中を追うことを表明。答辞では、入学時からここまでの辛い経験や励んできたこと、学校生活で得たかけがえのない仲間たちとの楽しい思い出を胸に、未来へ進むと決意した。

 後半では、在校生・卒業生による斉唱や、卒業生の入学時からこれまでのメモリアル動画も流れるなど、盛り上がりを見せた。
 日本の学校とほぼ同じ様式ながらも、一味違った、西日本国際教育学院ならではの明るさや仲間との絆の深さが見える卒業式となった。

学校法人宮田学園 西日本国際教育学院 2016年度「第23回卒業式」

【中尾 眞幸】

 

関連記事