2024年04月19日( 金 )

さらなる国際人材の育成へ~国際貢献専門大学校第4回入学式

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 春の一段と暖かな陽差しに包まれた本日4日、国際貢献専門大学校とライデン大学短期留学生の第4回合同入学式が行われた。国際貢献専門大学校の運営を行っているのは学校法人宮田学園(所在地:福岡市南区、宮田道郎総長、杉村泰彦学校長)で、今年の同校への入学生はネパールから163名、ベトナムから144名、スリランカから12名、中国から4名、ミャンマーから1名、日本から3名の計366名。また、同校では毎年、姉妹校であるオランダのライデン大学から3カ月間、短期留学生を迎えており、今年は15名の留学生を迎えた。

在校生歓迎の言葉

誓いの言葉

 式では宮田総長が国際人の需要の高まりを強調。国際人として活躍するという夢を叶えるため、「揺るぎない目的意識を持ち、専門技術を身に付けること」、「信頼関係を築くために、広い教養と思いやりを持つこと」を学んでほしいとした。「皆さんの夢が大きいほど、困難な道となると思います。苦しいときは『一念道を拓く』、『初志貫徹」という言葉を思い出し、たゆまぬ努力を重ねてください」とげ激励した。またライデン大学の短期留学生に対しては、3カ月間で日本語だけでなく、「日本の文化・伝統・国民性についても学んで欲しい」とし、「オランダと日本の両国発展の懸け橋となるよう、期待しております」と結んだ。

 杉村学長は、生徒にとってこの学生生活が社会人になる前の最終準備の場であるとし、「なりたい自分になるために何をするべきか日々考え、行動してください」とはなむけの言葉を贈った。

 来賓代表として、グローバル人材育成教育学会会長の小野博氏とトリゼンフーズ(株)本部統括本部長の尾前鶴美氏も登壇。小野氏は今年3月に同校の顧問に就任。入学生に留学生雇用の需要は高まっていると話し、「若い皆さまの未来は無限です。健康に気を付けそれぞれの道に向かって努力をつづければ道は開けます。」と結んだ。尾前氏はトリゼンフーズに入社した同校卒業生と「夢無き者に理想なし、理想無き者に計画無し、計画無き者に実行無し、実行無き者に成功無し、夢無き者に成功無し」という吉田松陰の教えを勉強したと話した。また教えを英語、ネパール語でも披露し、会場からは拍手と歓声が起こった。同社では今後も同校の卒業生から新卒者を受け入れる計画とのこと。

 入学式の後は祝賀会が行われ、入学生それぞれだけでなく教員職員たちとも親睦を深めた。

 国際貢献大学校は今春、従来の2年制コースに加え、4年制コースを開設。さらなる国際人材の教育に励むとしている。

 

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