2024年04月25日( 木 )

下げが続く九州地銀の株価

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 本日6日の東京株式市場における日経平均株価は、前日比▲264円21銭の1万8,597円06銭で取引を終えている。昨年末の日経平均株価1万9,114円37銭に対して▲ 517円31銭(増減率▲2.71%)と大きく値を下げていることがわかる。日経新聞によると「戦後の日経平均株価推移を月別に振り返ると、4月の平均上昇率は1.45%と、12カ月のうちでは1月の2.30%に次いで高い(一部抜粋)」と報じている。2017年の月末で見れば、2月末だけが前年比プラスとなっているものの、1月末、3月末はマイナスとなっており、日銀の「マイナス金利政策」が日経平均株価にも大きな重しとなっているようだ。
その流れを受けて九州地銀の株価も低迷が続いている。【別表2】を見ていただきたい。

<この表から見えるもの>
・今日大きく値を下げたのは西日本FHで前日比▲11円の1,062円。次いで九州FGで前日比▲9円の656円。以下佐賀銀行で前日比▲7円の295円と続く。
・前年末の株価を見ると、九州地銀(8FG・FH)すべてが前年末比マイナスと株価が低迷していることがわかる。このなかで九州FGは▲137円で▲17.28%と一番下げ率が高くなっている。次が西日本FG▲161円で▲13.16%。以下ふくおかFG▲64円で▲12.33%と続く。
 九州地銀は来月から2017年3月期末の決算発表を控えているが、株価の動きにも一喜一憂することになりそうだ。

1.日経平均株価推移表
※クリックで拡大

2.九州地銀(FG・FH)の株価(東証・福証)推移表
※クリックで拡大

3.ダウ平均株価の推移表
※クリックで拡大

 

【(株)データ・マックス顧問 浜崎 裕治】

関連記事