2024年04月20日( 土 )

結婚式場「サクラディア」渡邉氏の虚言次々 弁護士「受任していない」

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 式場の賃貸契約を解除され、事実上の事業停止状態である、結婚式場「サクラディア」(福岡市中央区)。数カ月も代金を支払ってもらえていない取引先の怒りは頂点に達している。もっとも理解できないのは、取引先への「ウソ」だ。

 3月22日、同式場の実質経営者である「PROinnovations(プロイノベーションズ)(株)」の渡邉洋平氏は集まった取引先の前で、「今後の支払いについては、弁護士を通じて、やりとりを行う」と説明し、弁護士名も明らかにしていた。しかし、4月に入っても委任したとされる弁護士から取引先へ連絡は一向になかった。

 データ・マックスは4月6日、渡邉氏が代理人として名前を挙げた弁護士事務所に確認したところ、「受任していない」との回答を得た。取引先への説明会の直前に、渡邉氏から相談があったのは認めたものの、それ以降渡邉氏から連絡はないまま。取引先への説明が虚偽であったことが判明した。代理人の存在を知った取引先から支払いの件で連絡が入ることがあるものの、「受任してないので、答えられない」と同弁護士事務所も困惑気味。

 既報の通り、関係者への取材から、「渡邉氏の失踪理由」も虚偽だった可能性が高い。ウソは取引先へのものだけではなかった。集客においても、ウソは次々と明らかとなっている。

【東城 洋平】

 

関連キーワード

関連記事