2024年04月20日( 土 )

サンリブ、マルショク 今年9月合併を正式発表

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 地場スーパーの(株)サンリブ(北九州市)は1日、9月1日付けでグループ会社の(株)マルショク(大分市)と合併することを正式に発表した。合併会社(サンリブ)の社長は佐藤秀晴氏(61)が続投する。合併に先立ち、昨年12月12日付けでサンリブがマルショクを完全子会社化、佐藤社長がマルショク社長を兼務する体制を取っていた。
 同グループは今回の合併に関して、営業圏である九州・中国地域における流通小売業界の再編加速にともない、地場スーパーとして競争に勝ち抜くために、両社の経営資源を一本化・経営基盤強化を図るとしている。

 吸収されるマルショクの16年2月期決算は、熊本地震の影響が大きく響き、34億400万円の赤字を計上した。売上高は625億4,600万円(前年比8.8%減)、営業利益は1億8,200万円(前年比50.1%減)、経常利益は1億600万円(前年比66.1%減)。熊本地区の子飼店、建軍店、清水店は閉店、取壊しとなり、熊本地震関連などで特別損失は35億5,000万円に上った。
 吸収するサンリブの16年2月期の売上高は1,429億6,300万円(前年比2.1%増)。新規出店や改装効果が売上高増に繋がった。営業利益は13億9,700万円(前年比18.5%減)、経常利益は16億800万円(前年比18.1%減)、純利益は7,400万円(前年比2.8%減)となった。

 マルショクの現在の店舗数は83店舗。サンリブは前期で新たに5店舗出店(1店舗は建替え)し、現在の店舗数は74店舗。サンリブ・マルショクグループの総店舗数は157店舗となる。合併後は3年以内に主に福岡県、山口県に3店舗以上の新規出店を計画するほか、宮崎県、熊本県、大分県を中心に18店舗以上のリニューアルを実施するとしている。
 また、生鮮事業の強化を図り、大手競合社の進出やM&Aによる再編に負けない体制を目指す。

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