2024年04月20日( 土 )

災害リスクを把握し、逃げ遅れゼロへ!~国交省・ハザードマップポータルサイト

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“もしもの時”に備えるために

福岡市中央区の洪水浸水想定の地図
(ハザードマップポータルサイトより)

 国土交通省が運営する「ハザードマップポータルサイト」。身の回りの災害リスクや防災に役立つ情報を閲覧できる同サイトが、住民避難の迅速化「逃げ遅れゼロ」のための取り組みとして、一部機能を改良した。

 変更点は主に2つ。1つ目は国土交通省HPからアクセスできるようリンク付けを行ったこと。2つ目は、ページ内に「洪水」、「土砂災害」、「津波」の図記号を表示し、そこから災害リスクを選択できるよう変更された。図記号を導入することにより、見た目にわかりやすくし、情報取得までのクリック数(手間)が減り、サイト内の操作自体も容易となった。

 また、サイト内のコンテンツ「重ねるハザードマップ」では、地図上で災害リスクを確認することができる。住所を入力すると、地図とともに道路の冠水想定箇所や、浸水想定地域のほか、想定されるあらゆる災害リスクが表示されるため、自宅・会社からの避難ルートを検討する際にも活用できる。また、GPS機能を使って現在地の取得もできるため、出先で不測の事態に見舞われた際にも、現状を把握する手段として大いに役立つだろう。

 6月に入り、全国各地で続々と梅雨入りが発表された。梅雨前線による大雨災害、7月に入れば台風による災害が予想される。“もしもの時”に備えるため、身近な災害リスクを確認し、あらかじめ避難ルートや避難方法を検討しておいてはいかがだろうか。

▼関連リンク
・国土交通省 ハザードマップポータルサイト

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