中洲・ゲイツ入札で不正か、元従業員がJLLを不当解雇で訴える

　ゲイツ（Gate’s、福岡市博多区中洲）の入札管理者だったジョーンズラングラサール（株）（東京都、以下JLL）および同社の取締役に対し、元従業員が不当解雇などによる損害賠償を求めて東京地裁に提訴していたことがわかった。

　訴状によれば、売り主から競争入札による売却の依頼を受けたJLLの取締役が、福岡スタンダード石油（株）（福岡県久留米市）の入札価格および購入条件を、関連会社のラサール不動産投資顧問（株）（東京都）に落札させるために漏洩。これを問題視したJLLの従業員A（当時）がグループ内で告発したところ、Aは2014年10月に同社を解雇されたことで、JLLと同社の取締役に対し解雇無効を争って提訴した。なお入札の結果、ゲイツは福岡スタンダード石油が取得している。

【永上　隼人】