2024年03月29日( 金 )

熊本農業分野で復興特需 1件で10億規模の案件も

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 熊本地震の発生から1年以上が経過する。ライフラインの復旧が最優先され、その後に住宅を含めた建物の建て替え、補修が始まった。今でも地元業者では足りない状況に、隣県への要請も多いという。

 建物被害はいわゆる「箱物」に限らない。農業関連業者から興味深い話を聞いた。「熊本で栽培施設1件の建て替えだけで、10億円となる物件も出ている。農業分野でも復興特需がある」。

 トマトやスイカの一大産地であるように、農業は熊本の主要産業だ。高性能なビニールハウスは空調や温度、湿度の調整設備も高額で、規模も大きいため、値が張るのもうなずける。

 福岡でマンション建設を手がける業者はこの話に、「ウチがやるビルよりも高い!!」と目を丸くしていた。

【東城 洋平】

 

関連キーワード

関連記事