2024年04月25日( 木 )

水素燃料電池自動車で電力供給 糸島の野外映画祭で

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 九州大学水素エネルギー国際研究センターは、福岡県糸島市の志摩中央公園で行われる「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2017 in 福岡」で、水素燃料電池自動車(FCV)による電気供給を行う。
 FCVは「排気ガスを出さない夢の次世代自動車」というイメージが強いが、一方では「電気を水素に換えて貯蔵し、災害時に発電機として利用する」という機能も持っている。今回はこの側面を強調するデモンストレーションとなる。

 参加するFCVは、トヨタ自動車の「MIRAI」とホンダの「クラリティ FUEL CELL」。MIRAIは、車に直接プラグを接続して、手軽に電力供給を行うことができる。一方のクラリティは、外部の給電器と接続することで、大容量の電源を供給可能。2つの異なる給電方法を披露して、FCVが幅広く活用できることをアピールする。
 また、トヨタカローラ福岡(株)はプリウスを使った給電を行う。現在シェアを拡大しているハイブリッド自動車(HV)とFCVの比較ができるのも興味深いところだ。

 九州大学では、文部科学省や経済産業省、新エネルギー・産業技術総合開発機構などの省庁や国の機関から支援を受け、福岡水素エネルギー戦略会議など地元の関係機関とも連携しながら、水素エネルギー分野の人材育成や産学連携、基礎研究などを一体的に行っている。

【深水 央】

■ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2017 in 福岡(糸島会場)

<日 時>
9月23日(土) 午後5時~10時

<会 場>
志摩中央公園
福岡県糸島市志摩初

<料 金>
無料

<お問い合わせ>
【ショートショート上映作品に関するお問い合わせ】
福岡ショートショート実行委員会(地域企業連合会 九州連携機構 内)
TEL:092-451-8610
【イベントに関するお問い合わせ】
糸島映画祭実行委員会
TEL:070-6468-2940(福島)
E-mail:contact@itocinema.com

 

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