2024年04月23日( 火 )

牙むき出し小池国政新党失速とリベラル新党創設

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 NetIB-Newsでは、政治経済学者の植草一秀氏のブログ記事から一部を抜粋して紹介する。小池新党の本性と、リベラル勢力結集について述べた10月1日付の記事を紹介する。


9月29日午後5時より衆議院第一議員会館多目的ホールにおいて、立ち見の参加者も出る状況で

「オールジャパン平和と共生」主催
政治私物化・KKK(かけかくし解散)許さない!
安倍やめろ!野党共闘で政権奪還!
「9.29衆院総選挙院内緊急総決起集会」

が開催された。

第1部 森友・加計疑惑徹底追及-政治私物化を許さない!
第2部 「安倍やめろ!野党共闘」で政権奪還!

という構成で、極めて有意義な問題意識の共有、衆院総選挙に向けての主権者の側の基本戦略、基本戦術を確認することができた。参集下さった主権者のみなさま、集会開催にご尽力くださった多くの関係者のみなさまに心から感謝の意を表したい。

集会の模様は、オールジャパン平和と共生顧問でもある岩上安身氏が代表を務めておられるIWJ、ユープラン三輪様、Thinkbox大野様、ご講演者でもある黒川敦彦様のグループの4者によって動画配信、録画配信を賜った。記して厚く感謝申し上げたい。

ユープランさまはすでに全体録画を配信くださっているので、ご高覧賜りたい。
https://www.youtube.com/watch?v=V0zucR0VVPM
他の動画配信についても改めてご紹介させていただく予定である。

集会では、オールジャパン平和と共生の最高顧問である元日本医師会会長の原中勝征氏による開会挨拶で封切られ、続いて同じく最高顧問で元内閣総理大臣の鳩山友紀夫氏からのメッセージが代読された。
第1部では4名の講師による極めて示唆に富むご高話が開示された。

10月10日公示、10月22日投票の今回の衆院総選挙。
第一のテーマは、「政治私物化、もりかけ隠しの安倍政治に終止符を打つこと」である。
しかし、同時に、私たちは「戦争と弱肉強食」の政治に終止符を打ち、「平和と共生」の政治を確立しなければならない。これが今回衆院総選挙の第二のテーマである。
小池国政新党が創設され、安倍政治を終焉させる可能性が浮上している。
これはこれで極めて重要なことであるが、小池国政新党が拙速にその本性を表わし始めたことに対する最大の注視が必要である。

オールジャパン平和と共生は、「反戦・反核・反貧困」の三つの最重要テーマを掲げて、この政策論点を基軸に、主権者が支援する候補者を各選挙区にただ一人選定してゆくことを提唱しているが、その第一のテーマである「反戦」について、小池国政新党が重大な行動を示し始めた。
それは、憲法改定・戦争法肯定を民進党出身者への公認付与の条件に掲げ、一部候補者の公認拒絶に動いていることである。
これまでの野党共闘の枠組みは「戦争法制廃止」を基軸にするものであった。民進党はこの点を確認の上、野党4党共闘を成立させてきた。
その根幹にかかわる「戦争法制肯定」を公認付与の条件に掲げることが鮮明になりつつある。
こうなると、これまでの経緯を踏まえると、民進党候補者は基本的にすべて、希望の党からの衆院選出馬を固辞しなければならないことになる。

この問題が新たに浮上している。

※続きは10月2日のメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」第1858号「牙むき出し小池国政新党失速とリベラル新党創設」で。


▼関連リンク
・植草一秀の『知られざる真実』

 

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