2024年04月25日( 木 )

川の防災情報が過去最大アクセスを記録

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 台風21号が日本列島に接近した10月22日(日)~23日(月)、国土交通相(以下、国交省)がホームページ上で公開している「川の防災情報」の閲覧回数が過去最大となる約1,800万PVを記録した。

 国交省では2015 年9月の「関東・東北豪雨」を契機に、水防災意識再構築ビジョンとして住民目線のソフト対策に注力している。その一環として、17年3月にはスマートフォン版の提供を開始し、河川状況が分かるカメラ画像を追加するなどのリニューアルも実施。こうした情報発信への主体的な取り組みが、今回の記録に繋がった。

「平成27年関東・東北豪雨」:24時間最大PV数 1,204万2,688PV
「平成29年台風21号」   :  〃  PV数 1,845万4,026PV

 福岡市が公表している平成29年度当初予算案によると、道路水道局が浸水対策などの「河川整備」に11億9,000万円以上、消防局が地域の防災訓練への積極的な支援などに4,900万円以上、水道局が「耐震ネットワーク工事」に17億3,000万円以上の予算を組んでいる。

 市のホームページ上で公開されている福岡市契約情報によると、防災工事と銘打たれた工事は17年4月1日~10月30日までで「林道早良線防災工事(契約金額:961万2,000円)」、「防災情報カメラ更新工事(同:9,979万2,000円)」の2件。

 今後さらに防災・減災対策の案件は増えていくことが予想される。

【代 源太朗】

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・川の防災情報

 

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