雇用、住宅、企業動向が好況~10月景気ウォッチャー調査
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内閣府が発表した10月の景気ウォッチャー調査では、現状判断、先行き判断のどちらも前月を上回る結果となった。現状判断DI(季節調整値)は52.2(プラス0.9)、先行き判断DIは54.9(プラス3.9)である。
現状判断を引っ張っているのは住宅、企業動向(製造業・非製造業)、雇用。先行き判断はすべての項目でプラスとなった。しかし一方で、「景気判断の理由」を見ると、「今月は総選挙があったり、台風で雨の日が非常に多かった。当業界は天候に左右されるがなんとか数字を確保できたのは景気が良くなったからではなく催事など企業努力によるものである」(衣料品専門店)「ニュース等では景気が上向いていると言っているが、客は商品価格にシビアで不要な物は購入しようとしない」(スーパーマーケット)など、消費の現場ではまだまだ財布のひもが固いことが見てとれる。
企業動向、雇用が好調に推移するなか、家計までこの好影響が波及するのはどのタイミングだろうか。
【深水 央】
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