太宰府市議選投開票、太宰府市長失職確実に
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3日、福岡県太宰府市の市議会解散にともなう市議選(定数18)の投開票が行われた。当選した議員は、全員が芦刈茂市長を支持しないことが明らかになっている。そのため、12日に開催される市議会定例会初日に不信任決議案が提出され、可決される見通し。芦刈市長が失職し、市長選が実施されるのは確実な情勢となった。
市議会は10月27日に行われた臨時議会で、公約の撤回や副市長の解任など市政の混乱を招いた原因は市長にあるとし、「芦刈市長のリーダーとしての資質の欠如と判断せざるを得ない。これ以上市政を任せるのは太宰府市の発展を妨げるものである」として、芦刈市長に対する不信任決議案を全会一致で可決。市長は辞職せずに同30日に市議会を解散、今回の市議選となった。
今回、市議選に立候補したのは10月27日の不信任決議に賛成した前職18名のうち17名に加え、元職3人、新人1人の計21名。前職16名、元職1人、新人1人が当選した。
再選をはたした橋本健前議長は「今の市長がいる限り、太宰府市の前進、発展はない。今回の選挙結果を受けて(市長失職という)目標は達成できると思う。新しい市長に変わっていただき、正常なかたちの市長と議会の両輪で市民のための市政運営をしていきたい」と語った。
【犬童 範亮】
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