2024年04月19日( 金 )

日経平均株価大幅下落~前日比▲592.45円の2万2,682円08銭

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 2日に発表された1月の米雇用統計の結果が市場予想を上回ったことを受けて、長期金利が大きく上昇。ニューヨーク株式市場では、金利上昇が企業経営を圧迫するとの観測が広がり、ダウ平均株価は前日比▲665.75ドルの2万5,520ドル96セントと、2016年6月24日に付けた前日比▲610.32ドルを上回って取引を終えた。【表3】の通り、ダウ平均株価は1月26日(終値)で2万6,616ドル71セントの最高値を付けたが、わずか1週間で1,000ドルを超える下げとなっている。

 1987年の株価大暴落から30年を迎えた昨年10月19日、米国株は2万3,157ドル60セントとなり、史上最高値を記録。その後も順調に値を上げていたダウ平均株価。しかし健全な企業業績と経済成長にもかかわらず、高騰するバリエーションは、価格調整が迫っていることを意味するのではないかと投資家は危惧していた矢先だった。

 その流れを受けて【表1】の通り、今日5日の東京株式市場における日経平均株価は前日比▲592円45銭の2万2,682円08銭と、2万3千円台をあっさり割り込んで取引を終えている。

 日経平均株価の下落を受けて【表2】の通り、東証上場の九州地銀8行(含むFG・FH)の株価はすべて値を下げている。新年に入り順調だった日経平均株価だが、この一週間は目が離せない状況が続いている。はたして明日以降は上昇に転じるのだろうか。

【(株)データ・マックス顧問 浜崎裕治】

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