2024年04月23日( 火 )

アルマーニ制服論争――福岡市の公立校は・・・

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 東京都・銀座にある中央区立泰明小学校(和田利次校長)が、今春入学する1年生からイタリアの高級ブランド「アルマーニ」デザインの標準服(制服)を導入すると発表し、8万円以上の費用がかかることもあって、賛否をめぐる議論が起きている。

 同校がある東京都中央区に問い合わせたところ、同区で標準服を導入しているのは16校中14校。地方都市の公立小学校では考えられない割合だ。

 では、地方都市では実際にどれほどの割合で制服(標準服)が導入されているのか。

 たとえば、データ・マックスの本社がある福岡市で制服を導入している公立小学校はゼロ。市の教育委員会によると、市内の公立新1年生の入学に際し、体操服、上靴、ランドセル、文具類などをそろえるのにかかる費用の総額は平均3万5,000円程度。

 泰明小が導入するアルマーニの制服1式だけで、福岡市の新1年生にかかる総額の倍以上の費用が必要となる。やっぱり、おかしい。

 

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