老舗料亭「稚加栄」、サービスランチ営業を終了

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　これも時代の流れなのか…。現在、さまざまな業界で深刻化している人手不足の影響が、ついに福岡の老舗飲食店にもおよんだ。

　福岡の老舗料亭として知られる「稚加榮（ちかえ）」（中央区大名）が、今月25日（日）をもって名物だったサービスランチの営業を終了する。

　同店のサービスランチ営業は、高級料亭の味がリーズナブルに味わえるとあって、1973年に始まって以来、長らく人気を博してきた。近隣からだけでなく観光客なども多く訪れ、初めて訪れる客は、そのボリュームと味に驚くほど。昼食時に長蛇の列ができるほどだったが、人材の確保が難しくなったことで継続を断念。45年の歴史に終止符を打つ。

　なお26日以降、同店は営業時間を変更。カウンターは、平日は夕方以降の営業となる。

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【坂田　憲治】