「焼酎伝道師」ニューヨーカーが　「世界一の日本酒」つくり体験

　ニューヨーク在住のスティーブン・ブライアンさんは現地レストランで試飲会を主催するほどの焼酎好きだ。自ら立ち上げた「乾杯US」というサイト上では焼酎に関する情報発信をしている。現在は焼酎に関する書籍の執筆に取り組んでいる。このほどそのために酒粕を原料とする「粕取り焼酎」の取材に酒造メーカーの喜多屋（八女市）を訪れた。酒粕を原料とする「粕取り焼酎」の取材が目的だ。

　喜多屋は焼酎、日本酒ともに人気ブランドを有し、高質な「粕取り焼酎」の製造を手がけている。当日は日本酒「大吟醸極醸喜多屋」の搾り作業の日。「大吟醸極醸喜多屋」は2013年にイギリスで開催された世界最大級のワイン品評会・IWCの日本酒部門で「チャンピオン・サケ」を受賞した逸品だ。またとない機会に遭遇したスティーブンさんは搾り作業を体験。「米国で製造されるバーボンウイスキーにはこのような複雑な工程はない」と蒸留酒との製法の違いに感心した。

▼関連リンク
・スティーブンさんの焼酎サイト「乾杯US」

＜COMPANY INFORMATION＞
（株） 喜多屋
代　表：木下宏太郎
所在地：福岡県八女市本町374
創　業：江戸時代 文政年間（1818～30年）
ＴＥＬ：0943-23-2154
ＦＡＸ：0943-23-2156
ＵＲＬ：http://www.kitaya.co.jp/