祖国と日本の架け橋に~グローバル人材を育成する宮田学園
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福岡市の市立南市民センターで今日、(学)宮田学園西日本国際教育学院(福岡市南区)の卒業式が行われた。西日本教育学院は、日本への留学を希望する外国人に対して日本語教育を行い、合わせて日本文化教育などを提供する。1993年に設立されて、今年24回目の卒業式を迎えた。
今年はネパールとベトナムの183人を最多に、バングラディシュなど8カ国、472人の卒業生が学院を巣立った。式辞に立った宮田智栄学院長は、97%の学生が毎日学校に通ったことを紹介。親元を離れて日本語習得に励んだ日々をねぎらい、「まだまだ学ぶことはたくさんある。思いやりを忘れずに、与えられた場所でがんばってほしい」と、大学や就職などさまざまな進路に進む卒業生にエールを送った。同学園は2020年に4年生大学を開校する予定で、宮田道郎学園長は「グローバルに活躍する優秀な人材を育成する」とした。
卒業生代表として、中国、ネパール、ベトナム出身の3人の卒業生が登壇、約2年間の学校生活を振り返った。ベトナム出身の女性、チャン・タウ・トゥさんは「来日した当初は心細かったが、家族の支えとともに、先生方が相談にのってくれたことで乗り切ることができた。皆さんと出会えて本当によかった。感謝したい」と笑顔で語り、答辞とした。
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