2024年04月26日( 金 )

日経平均株価~前日比▲542円83銭の2万1,181円64銭

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 1日のニューヨーク株式市場は、トランプ大統領が鉄鋼やアルミニウムに関税を課す方針を発言した直後から、中国との貿易摩擦や製造コスト上昇への懸念から対中取引が大きい企業や自動車などの株価が大幅に下落。ダウ平均株価は一時前日比600ドル近く値を下げ、2万5千ドル台を割り込んだ。3営業日続落し、終値は前日比▲420ドル22セントの2万4,608ドル98セントだった。

◆その流れを受けて、東京市場における2日の日経平均株価は、寄付きから大きく値を下げて取引が始まった。前場の終値は前日比▲627.12円の2万1,097円35銭だった。
 後場に入るとやや持ち直したものの、終値は前日比▲542円83銭の2万1,181円64銭で取引を終えた。3日続けて続落し、その下げ幅は▲1,200円を超え、再び2万1千円台割れの動きとなっている。

◆その影響は九州地銀8行(含むFG・FH)の株価にも飛び火。【表2】の通り、全銘柄が値を下げて取引を終えている。

この表から見えるもの

・とくに大きく下げたのは西日本FHで前日比▲29円の1,262円(騰落率▲2.25%)。次がふくおかFGで前日比▲12円の529円(騰落率▲2.22%)。続けて宮崎銀行で▲75円の3,350円(騰落率▲2.19%)。以下九州FG、佐賀銀行、大分銀行、山口FG、十八銀行となっている。

◆九州地銀8行(東証・福証)のうち、今日の株価が昨年3月末比を上回っているのは、山口FG、西日本FH、ふくおかFGの3グループ。

・下回っている銀行は九州FG、大分銀行、宮崎銀行、十八銀行、佐賀銀行の5行。日銀のマイナス金利政策が地銀の経営に大きく影響しているのがわかる。

 はたして明日以降、日経平均株価はどのような動きを見せるのだろうか。期末月に入ったが、明日以降の日経平均株価および九州地銀の株価は、トランプ大統領の発言に左右されることなく、「自力」で値を戻す動きを見せてほしいものだ。

【(株)データ・マックス顧問 浜崎裕治】

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