2024年04月24日( 水 )

国際貢献専門大学校、盛大に卒業式挙行

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 学校法人宮田学園が運営する国際貢献専門大学校(所在地:福岡市南区、石黒伸久学長)は、3月16日に卒業式を行った。この日卒業した第三期生は、ネパール、ベトナム、スリランカ、バングラディシュ、中国など出身の232名。
 同校特任教授でソプラノ歌手としても知られる黒木あすか氏による国歌斉唱につづき、宮田学園総長・宮田道郎氏による告辞が行われた。
 宮田氏は「皆さんがこの学校を卒業したことを誇りに思えるよう、今後も努力する。皆さんも頑張っていただきたい」と力強い門出の言葉を贈った。

 式典で印象に残ったのは、卒業生たちの「声」だった。一人ひとり名前を呼ばれて起立するのだが、その際の「ハイ!」という歯切れのよい返事は、発声・声量ともに「自分たちが学生のころ、これだけの返事ができていただろうか」と思わず自問するほど素晴らしいもの。在校生送辞を行ったタパ・シャンカルさん、卒業生として答辞を行ったグエン・ティ・ニュンさんの日本語のスピーチも見事なものだった。何よりも驚いたのが、来賓が「おめでとうございます」と声をかけると、卒業生全員が「ありがとうございます!」と返事をしていたこと。生気あふれる卒業生たちの声で、卒業式は形式的なセレモニーではなく、心から学生たちの旅立ちを祝うあたたかなひと時となった。

 卒業生は今後、日本国内で就職・進学する者、母国に戻る者などさまざま。彼らの新しい人生に、心から祝福を送りたい。

 

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