納豆の品薄状態続く　専門家「春先の野菜価格高騰も要因」

　福岡県内の食品スーパーなどで、納豆の品薄状態が続いている。1カ月前の3月中旬にも、スーパーの食品棚に納豆の品薄状態を告げるお詫びを見つけた。当時、メーカーに尋ねた際には、1カ月ほどで回復する見込みだという話だったが、現在も品薄状態は続いているようだ。

　全国納豆協同組合連合会納豆PRセンター（東京）は「テレビ放映の影響は一時的なもの。これだけ長く続くのは、春先の野菜価格高騰が家計に響いているため。需要がじわりじわりと増えてきたため、長引く傾向にある。メーカーは生産が追いつかないほど好調だが、価格が少しでも上がればほかの商品に移ることも考えられる」としている。

　葉物野菜の代替として、「もやし」が売れるのと同様に、価格が安定し、栄養価の高い食品である納豆が選ばれているようだ。

【東城　洋平】

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