2024年04月19日( 金 )

【1円訴訟】ハリルの新相棒は、超ド級エリート女性弁護士~フランス育ち、東大卒

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 サッカー日本代表監督を解任されたバビド・ハリルホジッチ氏(66)が24日、日本サッカー協会と同協会田嶋幸三会長(60)を相手に、名誉を傷つけたことに対する慰謝料「1円」と謝罪広告掲載などを求める訴えを東京地裁に起こした。

 訴訟でハリルホジッチ氏の代理人を務めるのは、日本とフランスの弁護士資格を持つ金塚彩乃弁護士。金塚弁護士は、「(協会が)誠実な対応をしていれば、訴訟に踏み切らなかった」として、協会の対応を批判している。

フランス留学について語る、金塚彩乃弁護士(YouTubeより)

フランス留学について語る、金塚彩乃弁護士
(YouTubeより)

 金塚弁護士の経歴は、まさに「華やか」のひとこと。事務所HPによると、フランスの中学と高校を経て2003年に東京大学法学部を卒業し、04年に弁護士登録。その後、パリ第2大学法学部に留学してパリ弁護士会にも登録している。14年にはフランス国家功労賞シュヴァリエを叙勲、15年に現在の事務所を設立し、主に日仏間の企業法務事案を扱っているという。

 事務所HPに寄せたコメントでは「国内企業法務及び訴訟を専門に取り扱う他、日仏双方の弁護士資格を有する数少ない弁護士として、また、幼少期より過ごしたフランスの文化への深い理解と語学力を生かし、フランスにかかわる企業法務など法律関係全般にわたる業務に携わり、日仏関係の架け橋として、業務にあたる」としている。

 フランスの高等教育機関へ留学生を呼び込む目的で置かれた、フランス政府の公式機関「Campus France」の日本版HPでは、金塚弁護士のインタビューを掲載している。インタビューでは、「7、8歳のころから、寝ても覚めてもフランスのことを考えていた」「両親もフランスが好きだったので、家族の誰もフランス語はできなかったが、14歳のころ家族でフランスに移住した」などと語っている。

 知性と美貌を備えた敏腕弁護士という、強力なディフェンダーを得たハリルホジッチ氏。いよいよ、日本サッカー協会との「duel」に挑む。
※「duel」=デュエル。「決闘」「競り合い」の意で、ハリルホジッチ・サッカーのキーワード

関連記事