久留米大、匿名情報で不正受給発覚
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久留米大学は12日、医学部の講師と准教授が国の補助金710万円を不正に受け取っていたことがわかったとして、停職および懲戒処分にしたと発表した。
処分を受けたのは、同大学の歯科口腔医療センターに在籍する53歳の女性講師と、51歳の男性准教授の2人。講師は文部科学省から研究機関などに支出される「科学研究費補助金」を、無断で別の研究者名義で申請。680万円を受け取っていた。准教授は返還すべき補助金約30万円を実験費用に充てていたという。
同大学広報によれば、16年2月に匿名の情報提供により、同大学医学部長ほか3名と、外部から弁護士、税理士、会計士計7名で構成する調査委員会で、18年2月まで調べた結果、不正受給が明らかになったといい、文部科学省への報告・確認を経て発表となったと説明。12日付けで講師を停職90日、准教授を停職30日の懲戒処分とした。
同大学は、5月21日に不正があった710万円を国庫に返金したとし、「再発防止に努める」としている。
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