2024年04月24日( 水 )

元佐賀県職員を横領容疑で書類送検

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 2023年に佐賀県で開催される国体の準備委員会で会計を担当していた元佐賀県の職員が、競技団体に支払うべき旅費などを着服していたとして、佐賀南署は19日、業務上横領の疑いで、この元職員を佐賀地検に書類送検した。

 書類送検されたのは、国民体育大会・全国障がい者スポーツ大会準備室の35歳の元副主査。

 県によると、元職員は大会準備室(当時)勤務だった2017年5月から18年1月まで、スポーツの競技団体が県内の施設を視察するための旅費など計785万7,388円を自分の口座に振り込み着服していたという。

 17年10月に来県した競技団体から18年1月、旅費の支払がなされていないとの問い合わせがあり調査したところ、元職員宛の振り込み利用控えが見つかり本人に確認したところ着服を認めた。県の聞き取りに対し、この元職員は「パチンコなどの遊興費や車のローン、家賃の支払いにあてた」と説明。その後の調査で同様のケースで37件の着服が発覚した。なお、着服した金はすでに返済されている。

 県は18年1月31日付で元職員を懲戒免職にし、2月5日に佐賀南署に刑事告訴していた。

【内山 義之】

 

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