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新年のご挨拶

2014年は『東京を撃つ』気概を持って企業経営戦略を練るべし
 近々発刊する「I・B2014年新春特別号」では、『東京を撃つ』というテーマを掲げている。まずはこの意味について整理してみよう。
 まず1番目には、言うまでもなく『福岡で構築した成功のビジネスモデル』を掲げて東京大市場に殴り込みをかけ、大躍進のチャンスを掴めという意味合いがある。たとえば福岡のお客は口が肥えている。この口うるさいお客により福岡の飲食業者は鍛えられる。そして厳しい競争のなかで支持客を確保できたならば、東京での成功の条件をそろえたとの評価が得られる。福岡の15倍あると言われる市場で、数多くの福岡発の飲食店が成功している。
 飲食業界だけではない。東京に進出したタマホームは、一気呵成に大手住宅メーカーに這い上がり、昨年は東証一部に上場した。アパマンショップホールディングスも、賃貸管理物件のネットワークで業界一になった。宮崎・都城市にある霧島酒造は、まだまだ東京で占めるシェアは低い。本格的な開拓をすれば、売上700~800億円の売上規模になると見られる。焼酎1本の商品で800億円とは凄い数字である。
 2つ目の意味合いは、『東京一局集中を許していていいのか!!』という問題である。『東京肥えて地方は細る』が進行すれば、地域の崩壊が加速化する。すると人口減は急ピッチで進み、東京もいずれそうなる。そうなれば『地方も細り東京も細る』のである。2020年までは、東京オリンピック関連の建設ラッシュで人手が奪われる。九州のインフラ整備が遅れても、東京のオリンピック建設は進む。そして、世界有数の超現代的な都市が出現することになる。
 だが、東京が繁栄して地方が衰退するわけにはいかない。我々地方も、自主独立の気概を持って立つ必要があるのだ。また、東京・関東に直下型の地震が起きる可能性が高まっている。起きたならばどうなるのか。日頃から「リスクヘッジとして福岡へ」というキャンペーンを打つ必要がある。たとえば、「第2本社機能を福岡へ移転」という風呂敷の準備も大切だ。もう、あまり時間も残されていないのではないか!!
 3つ目は、東京に立つ『日本という国家を超える』という命題だ。「人口減が明確になった日本をオサラバするという」行動が顕著になった。『ASEANへ出撃』という対談が掲載されるが、進出相談窓口の方々が異口同音に指摘されるのは、「日本の市場の先細りを読んで活路を見出そうとしているたくさんの中小企業の存在がある」ということである。リスクを背負って新規分野へ打って出ることは良いことだ。
 たしかに、ASEANへの進出はブームになりつつある。佐賀県武雄市の樋渡市長も、全国の自治体同志たちとシンガポールに拠点を設けた。我々、周囲の中小企業の経営者たちも、真剣に進出の検討を始めている。
 2014年の新年を迎えるにあたっては、『東京を撃つ』という気概を持って、会員各位の企業経営戦略を練られたらいかがだろうか。
株式会社データ・マックス
代表取締役社長 児玉 直