2024年04月16日( 火 )

CMN原発事故問題の真髄に迫る学習会を開催

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himawari チェルノブイリ医療支援ネットワーク(以下、CMN)(事務所:福岡県古賀市、寺嶋悠代表)は、結成25年を迎えたことから7月より月1回、1年間にわたって、チェルノブイリ連続学習会を開催する。

 CMNは、1990年6月28日、CMNの前身団体である「チェルノブイリ支援運動・九州」として結成された。その後、CMNへの改組を経て、今年25周年を迎える。
 チェルノブイリ原発事故からは来年で満30年。CMN理事の河上雅夫氏は「私たち医療支援に関わるスタッフも、支援をしていただいている会員さんにも、チェルノブイリ原発事故のことをあまり知らない世代が加わるようになってきました。また我々の医療支援は、現地で専門家が行う検診や甲状腺内視鏡手術であり、支援者の皆さんになかなかその実感が伝わりにくいものになっています」と、時代を超えて支援を継続することの難しさを語る。

 その難しさを越え、次世代にテーマを伝えるために、CMNは結成25周年記念事業として、放射線の基礎・原子力開発の歴史も含めた、チェルノブイリ原発事故の経過と被害について、また福島原発事故に関してもできる限り詳しく解説した学習会を行う。1年間、連続12回開催予定。原則として毎月第2土曜日の午後6時30分~午後8時30分から開催する。
 普段は聞くことができない情報が満載の、貴重な学習会となる。興味がある方は、下記へご連絡を。

■チェルノブイリ連続学習会

<日 時>
第1回 7月11日(土) 午後6時30分~午後8時30分

※以後、毎月第2土曜日の午後6時30分~午後8時30分予定

<会 場>
福岡市博多区博多駅前3-6-1 小森ビル4-A「びおとーぷ」
※第2回の会場はココロンセンター・研修室(福岡市中央区舞鶴2-5-1 あいれふ8階)

<講 師>
CMN理事・河上雅夫(前CMN理事長)
団体の結成から現在まで活動にかかわってきた大ベテラン。長年にわたって原発問題に取り組み、各地の活動にも詳しい。2013年、公益財団法人社会貢献支援財団の平成25年度社会貢献者表彰を授与。

<講義内容>
第1回は、放射能の基礎から測定についてまでわかりやすく解説
第2回 8月8日 原発とは―原子力開発の歴史、原発の基本構造―
第3回 9月12日 チェルノブイリ原発事故について-事故の経過から被害の状況まで―
第4回 10月10日 CMNの結成から現在の支援まで
第5回 11月14日 福島第一原発事故について-事故の経過から甲状腺検査まで―
第6回 12月12日 地震と原発-原発を取り巻く問題点について考える―
※テーマはあくまで予定であり、都合により変更することがあります。

<連絡先>
TEL:090-3765-8501(河上)

 

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