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丸太組構法住宅が上昇傾向~国土交通省発表

2010年5月 6日 15:50

 4月30日に国土交通省は、2010年2月度の木造3階建て住宅及び丸太組構法建築物の建築確認統計について発表した。
 発表の前提において、木造3階建て住宅については、1987年の建築基準法の改正(同年施行)により、一定の技術基準に適合する戸建て住宅について準防火地域での建設が可能となった。また、92年の建築基準法の改正(93年施行)により、防火地域、準防火地域以外(98年の改正(99年施行)により、防火地域以外)で一定の技術基準に適合する木造3階建て共同住宅について建設が可能となった。
 枠組壁工法では2004年4月、在来軸組工法では06年10月に一定の仕様が耐火構造として国土交通大臣の認定を受け、防火地域における建設や4階建て以上の建設の可能性が拡大された。
 丸太組構法建築物については、86年の丸太組構法の技術基準告示(同年施行)及び2002年の告示改正により、この基準に適合する建築物について建設が可能となった。
 同省によると、2月の木造3階建て戸建て等住宅の棟数は、1,797棟であり、09年同月比114.9%となった。このうち防火地域内の棟数は17棟、準防火地域内の棟数は1,303棟であり、同比118.7%となった。 2月の木造3階建て共同住宅については、棟数21棟、戸数162戸であり、同比はそれぞれ150.0%、207.7%となった。このうち防火地域内の棟数は0棟、準防火地域内の棟数が16棟であった。 2月の丸太組構法建築物の棟数は、48棟であり、同比114.3%となった。
 丸太組構法の住宅(ログハウス)の需要が増加傾向にある。リゾート需要より日常での住まいとしてクローズアップされていると推察される。

【河原 清明】

 

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