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健康ビジネスのキー・パーソン(7)~エバーライフの元マーケティング本部長がホンネで語る(3)

2010年3月 3日 08:00
(株)アイリンク・アソシエイツ 代表取締役 井野和弘氏


ウェブのカラクリに要注意!

(株)アイリンク・アソシエイツ 代表取締役 井野和弘氏
 本来、薬事法上、食薬区分があって、食品である限りは(効果・効能は)何もいえないよという、そこの部分を「グレーゾーン」で覆って、事実上どこも認めているわけです。多少語弊はあるかもしれませんが、テレビ局も、実際は薬務課あたりも、暗に認めているとしかいえないのではないでしょうか。でないと、すべて取り締まらなければならない。そのようなことできっこありませんし、事実、できていませんね。たまに思い出したように、好調な通販会社を見せしめのように叩くのが関の山です。
 ただし出る杭は打たれるのですね。これだとやはり、本業があまりにも大きいと、グレーゾーンへの挑戦は容易にできませんよね。そう考えていくと、思い切ってやれる企業というのはごく限られた会社なのです。
 実話・実例でお話しましょう。ある会社がCPOやCPRを落としていくとします。すると、チラシより同梱するほうが低コストで済むとか、同梱よりも連合広告のほうが効率が良かったとか、いろいろと試しながら媒体を選択していくなかで、最後はネットに走ってしまうのです。
 CPRはウェブがいちばん低いのです。なぜかというと、ウェブの世界はリアルと違って成功報酬型が多いのですね。仕組としてカウント型が多いからです。誰を経由して商品が売れたかというのが確実に認識できるので、そのときに5%戻そうとか計算できる。だからウェブのほうが効率はいい。
 だからどんどんウェブにいくのですが、でもその商品は電話で受けたほうが本当は効率がいいかもしれないのに、コストが低い媒体にどんどんはまりこんでいくのですが、ビジネス全体から見たらとても効率が悪かったりする。気が付いたときにはもう遅い。そういうことが平気で行なわれている。
 このへんのカラクリをよく認識していないと、事業は失敗してしまいます。特にメーカー系の通販部門を見るとうまく行っていない会社だらけです。われわれは中小なのでとてもそんな余裕はない。そこで、いきなり利益を出すような計画を作ってから、事業に取りかかりたいところです。そんな上手い方法があるのでしょうか? この続きは、3月末の私のセミナーで種明かしをいたしましょう(データ・マックスでは3月31日から井野和弘氏を講師に迎え、通販セミナーを開催いたします)。

(了)

【文・構成:田代 宏】

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