今年2月に民事再生法を申請したフランチャイジー(FC加盟店)の(株)駒井開発だが、その再生計画が暗礁に乗り上げている。裁判所が任命した監督委員の下でスポンサーを募集し再生を進める予定だったのだが、このスポンサーが決まらないのである。
スポンサー募集にはいくつかの条件がつけられた。その中でもっとも重要なのは、フランチャイジーという業種特性上、事業のメインであるミスタードーナツのフランチャイズ本部である(株)ダスキンの承諾を受けなければならないというものだ。
入札に参加したスポンサーは3社。その中でダスキンが承諾したのは1社である。金額的にはその会社を上回る会社もあったのだが、実績を考慮してダスキンが認めたのは1社のみだった。これに対して監督委員は、金額的に下回っては債権者を説得できないとの理由から決定を見送ったのである。
たしかにダスキンがスポンサーとして承諾した企業は、一番高値をつけた企業ではない。だが、数十店舗運営しているミスタードーナツの既存大手加盟店でもスポンサー参加を検討しながら、採算が取れないとの判断から入札参加を見送った企業が複数あったと聞かれている。こうしたことを考えれば、金額は一つの目安に過ぎず、フランチャイズ本部であるダスキンが、もっとも再生の可能性が高いと判断し承諾したスポンサーに決めるべきだと思うのだが、納得のいく説明もないまま決定が先送りされてしまっている。
監督委員と実際に事業を手掛けるダスキン、どちらの判断が正しいのかは火を見るより明らかだと思うのだが・・・。




