28日、八幡西区の折尾警察署は、同区で起きた高額詐欺事件の事例を示して注意を呼び掛けた。事件は昨年から今年にかけて発生したもので、イラクの通貨「イラク・ディナール」について、パンフレットや電話を通じて「価値が上がって必ずもうかる」などと言葉巧みに購入をすすめる手口だという。
被害にあった八幡西区の女性(83)は、昨年9月から今年1月までの間に約3,150万円を指定口座に振り込んだが、その後業者と連絡が取れなくなり、詐欺に気付いたという。
全国でも同様の事例が報告されており、県警は改めて注意を促している。
なお、「イラク・ディナール」は国際為替レートに設定されていないため、日本国内の銀行はもとより、国外銀行での両替も行なわれていない。
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