関西電力大飯原発の稼働停止を訴える抗議活動が13日、総理大臣官邸前で行なわれ、主催者発表で約15万人が参加した。警視庁は前回同様、参加者数を発表していない。
毎週金曜日に行なわれている抗議デモは、再稼働を前にした6月29日にも主催者発表で約15万人が参加。その後、6日には雨天でも同じ規模の人数が参加し、今回も同規模の人数が集まり、官邸前と国会正門前を中心として、原発停止を求める声が霞が関に響き渡った。
今回のデモでは、前回よりも進入禁止の歩道が多くなるなど、さらなる交通規制が敷かれた。警視庁は各所でバリケードを設置して移動を規制するなど、厳重な警備体制を取った。今回も大きな混乱は起きなかったも模様だが、厳しい規制によって参加者は分断され、目的地にたどり着けない参加者が警備員に詰め寄るなど、規制を巡る押し問答が各所でみられた。
また、16日には原発ゼロを目指す「さようなら原発10万人集会」が、東京都渋谷区の代々木公園で行なわれ、主催者発表で17万人の参加者が集まった。官邸前デモの主催者は、7月29日(日)にも「7.29脱原発国会大包囲」と題した集会を日比谷公園で開催する。
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