西日本最大規模の日本語学校、西日本国際教育学院の宮田道郎学園総長が22日、長崎県諫早市の長崎ウエスレヤン大学の客員教授に任命され、授与式が執り行なわれた。
今回の任命に伴い、同大学学長の森泰一郎教授と、留学生の進学受け入れに関する協定も締結。協定の内容は、互いに奨学制度を充実させるなどの条項が盛り込まれている。
長崎ウエスレヤン大学は、現代社会学部のなかに経済政策学科・社会福祉学科・国際交流学科などが設けられている。今後は西日本国際教育学院内での長崎ウエスレヤン大学のサテライト説明会や、宮田学園総長による大学内での講義が予定されており、同大学学生課の上田常雄氏は「これを機会により優秀な生徒さんがたくさん来てくれれば」と期待を寄せている。
また近い将来、西日本国際教育学院内にも、長崎ウエスレヤン大学の国際的な大学院を設置することを視野に入れた協力体制の構築についても話し合われた。両校による今回の提携は、留学生の新たな可能性が今まで以上に広がるきっかけとなりそうだ。
西日本国際教育学院は、学生数約680人で、ただ日本語を学習するだけでなく「困っている生徒には手を差し伸べる」をモットーにオリエンテーションを重視。日本文化やマナー教育なども行なっており、国際的に貢献できる人材育成に力を入れている。
今年春に学校法人化し、再来年春には専門学校を設立する予定。
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