2024年04月20日( 土 )

被災地への最短ルートは?トヨタの「通れた道マップ」が好評

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car トヨタ自動車が熊本地震の被災者らに活用を呼び掛けている「通れた道マップ」が好評だ。「通れた道マップ」は独自に収集した交通情報をウェブ上で公開しているもので、同社は14日の前震発生直後から安全運転のために活用を呼び掛けていた。被災した住民だけでなく、支援や取材などで県外からやってくる人たちも利用するようになっている。渋滞はもちろん、交通規制も時間によって区間が変わるため、土地勘がない人たちから歓迎されているという。

 通れた道は直近24時間の運行実績情報を1時間ごとに更新。地図上には通れた道が青で表示され、最新のそれぞれ1時間、3時間、6時間、24時間のデータをそれぞれ見ることができる。また渋滞区間は10分ごとに赤い色で表示。交通規制は黒となっている。

 大阪から熊本市入りした大手通信社の記者は「道がよく分からないうえ、わずかな時間で渋滞や交通規制の区間が変わってしまうので、直近の情報がリアルタイムで分かる『通れた道マップ』には本当に助けられた。県外から来た人は地元に迷惑をかけないようにするために、こういったもの大いに利用したほうがいい」と話す。ただし、「通れた道マップ」はあくまでも被災者支援のために公開されている。トヨタ自動車は「災害地域における移動を支援するための参考情報として提供している。災害地およびその周辺では救助活動、支援活動を妨げないように配慮し、実際に走行する際は必ず現地での規制、誘導に従って」と呼び掛けている。

【平古場 豪】

 

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