2024年04月16日( 火 )

三菱自動車、燃費試験不正行為の影響額2,050億円

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 三菱自動車は22日、燃費試験における不正行為にともなう特別損失として、2017年3月期決算に日産自動車、販売会社・サプライヤーへの支払い、水島製作所の一時帰休費用などで約1,000億円を計上すると発表した。この問題による特別損失は、17日公表の「お客様へのお支払い」約500億円と合わせて約1,500億円になる。

 また、すでに同社は、国内販売台数と部用品販売の減少、愛車無料点検、国内販売対策費用などで営業利益が約550億円減少するとしており、燃費試験不正行為にともなう影響額を合計2,050億円とした。

 同社は同日、2,050億円の影響額の見込みを反映した17年3月期の連結業績予想も発表した。売上高1兆9,100億円(前期比15.7%減)、営業利益250億円(同81.9%減)、経常利益320億円(同77.3%減)、当期純損失1,450億円(前期は725億7,500万円の当期純利益)としている。

【山下 康太】

 

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