2024年03月28日( 木 )

地場パーキング業界をリードし、地域活性化に貢献する(前)

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セイワパーク(株)

福岡におけるパーキング事業のパイオニア

セイワパーク地行3丁目<

セイワパーク地行3丁目

 セイワパーク(株)は、機械式立体駐車場からプレハブ自走式駐車場に至るプランニング・設計・施工を行う建築事業、コインパーキングの管理運営のコンサルティングを行う管理運営事業、マンションなど併設駐車場のメンテナンス・リニューアルを行うメンテナンス事業の3本柱からなる、駐車場専門のトータルカンパニーである。現取締役会長の清家謙次氏が39歳で独立して以来、38年の歴史を積み重ね、都市空間のスマート化に貢献している。福岡におけるパーキング事業のパイオニアだ。

 2008年に代表取締役社長に就任した清家政彦氏は、父・謙次氏の築いてきた事業とともに、設置したパーキングエリアの管理運営・保守メンテナンスなどのストックビジネスに取り組んだ。その結果、収益の安定化を構築し、同社が地場のパーキング業界を牽引する存在として、より認知度が高まったのだ。パーキングエリアの充実という、都市環境の整備─当時は、ほとんどの人々が着眼しなかった駐車場の開発の分野を自ら開拓し、事業を築き上げてきた謙次会長の仕事を、政彦社長がさらに磨きをかけて成長させて今日に至る。地元の企業経営者らは同社について、「謙次会長の誠実かつ勤勉で謙虚な姿勢で、事業を開拓し発展された。政彦社長が、謙次会長の仕事と経営者の心をしっかりと継いで、真摯に経営に取り組まれている。事業承継のお手本である」と述べる。

 以前、謙次会長が次世代の育成について、「若い世代に自由に、前向きにやらせてみる。そしてそういったことを許せる『雰囲気づくり』をしていくことが大切だと考えております」と述べている。今日もその風土を引き継ぎ、さらに醸成させて人材育成に力を注いでいる。ちなみに、同社に社長室は存在しない。政彦社長は、社内で社員らと同じ空間でデスクを並べている。だからこそ、相互間で闊達なコミュニケーションが生まれ、社内にはいつも活気にあふれている。

 同社が地場のパーキング事業をリードする存在であるのは、常に新たなサービスを研究開発し、実践していることが大きい。コインパーキングの認知度を向上させたこともさることながら、駐車場におけるプロフェショナルとして新規建設からリニューアル、駐車場を活用した資産運用、そして駐車場の保守・メンテナンスなど、パーキングのすべてのことに対して顧客のオーダーに応える導入実績が、地元同業他社より群を抜いている。それは、不動産事業者、デベロッパー、ゼネコンなどのステークホルダーとの真摯な関係構築をつくり上げていることも大きな要因の1つだろう。そして何よりもオーナーへのフォローをきめ細かく実践していることだ。パーキング業界においては、成約し引き渡した後は、オーナーに一度も顔を出さないということが、業界内でまかり通っていた。同社は、その姿勢は本物のサービスではないということで、オーナーへのフォローを大切にした営業を展開する。「弊社の仕事はサービス業でありますから、定期的なオーナーさまへの訪問によるフォローは、以前より実施しております」(政彦社長)。

(つづく)

<COMPANY INFORMATION>
代 表:清家 政彦
所在地:福岡市博多区東比恵2-1-3
設 立:1978年2月
資本金:5,000万円
TEL:092-474-8000
URL:http://www.seiwapark.co.jp

<プロフィール>
seike_pr清家 政彦
1971年4月25日生。福岡県太宰府市出身。立正大学経済学部卒業後、(株)山善勤務を経て、99年にセイワシステム(株)(現・セイワパーク(株))入社。2008年6月、同社代表取締役社長に就任。趣味は釣りとスノーボード。

 
(後)

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