熊本県、熊本地震の被害額を3兆7,850億円と試算
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今年4月14日と16日の2度にわたり最大震度7の直下型地震が発生した熊本県。県が独自に試算した熊本県内の被害額が総額3兆7,850億円であると県議会常任委員会で公表された。
被害額は13項目に分けて試算。そのうち最も大きかったのは、約17万棟の被害が出た家屋や宅地で計2兆377億円。以下、額が大きいものから順に、商工関係の工場や設備など計8,200億円、道路・橋・河川などの公共土木施設で計2,685億円、農林水産関係で計1,487億円とされた。
県は、国と民間の単独事業を除いた復旧復興事業の費用約2.6兆円のうち5,591億円が県負担になるとの試算も示した。正式な試算は、10月3日の復興復旧本部会議で策定される復興・復旧プラン改訂版に盛り込まれる。
【山下 康太】
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