2024年04月25日( 木 )

名優・平幹二朗氏急逝

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 10月23日、俳優の平幹二朗氏が東京・世田谷区の自宅で亡くなった。82歳。自宅では一人暮らしで、訪れた家族が発見した。

 平氏は広島市生まれ。1956年に俳優座に入所し、めきめきと頭角を現す。故・蜷川幸雄氏の舞台で実力を発揮し、長く演劇界の第一人者として活躍した。NHKの大河ドラマでも70年の「樅の木は残った」、73年の「国盗り物語」で主演。近年の大河ドラマでは主人公の父・信虎(88年の「武田信玄」)や後白河法皇(2005年の「義経」)など印象的な脇役を演じ、バイプレーヤーとして重厚な演技を披露していた。08年の「篤姫」では、長男・平岳大と共演を果たしている。98年に紫綬褒章、05年に旭日小綬章を受章。

 現在放送中のフジテレビ「カインとアベル」出演中の急死となったため、フジテレビでは代役を立てるかどうか検討中とのこと。

【深水 央】

 

関連記事