熟練工がつくる高品質なステンレス製品～西村ステンレス工業（株）

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ベンディング加工ロボット　ASTROⅡ

　我々の生活に密着した金属であるステンレス。耐食性・耐熱性・意匠性などの特長や機能が好まれ、その用途はスプーンやフォークなどの食器類、流し台、自転車や自動車のパーツ、建築物、原子力発電設備など、あらゆる分野に広がりをみせている。

　西村ステンレス工業（株）（所在地：福岡県篠栗町、西村俊治代表）は、1935年に西村製作所として西村二郎氏が個人創業し、50年に西村企業組合として法人化。高度経済成長期の55年頃よりステンレス加工を手がけてきた老舗業者だ。2014年2月、現在の商号に組織変更し、15年には創業80周年を迎えた。同社は、医療器具や船舶の厨房機器、冷熱機器、装飾金物などを主体とした特注ステンレス製作を得意分野としており、企画・設計・加工までを一貫して行っている。

　同社の工場は、ステンレス加工に必要な「切断」「曲げ」「溶接」に対応できる設備を完備。プレス機、溶接機、レーザー加工機など、大型の機材が立ち並ぶ。13年には、ベンディング加工ロボットを導入し、単純な「曲げ」の工程を自動化。これにより生産性が大きく向上し、工員が精密な作業に特化できる体制をつくった。

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西村俊治社長と、同社が製作した、イジメ撲滅チャリティープロレスのチャンピオンベルト

　また同社には、経験豊富な熟練工がそろっており、その技術力が高く評価されている。「弊社の製品は、30年以上使っているけど壊れない、という評価を多くいただきます。ただし、頑丈で重すぎる面もあるようです。現在はステンレスの品質も変わってきていますので、お客様のご要望に添えるよう設計段階で綿密な打ち合わせを行い、高品質で最適な製品をご提供できるよう社員一丸となって頑張っています」と、西村社長は語る。

　同社は、博多駅前の自立案内サイン板や別府駅前のモニュメントを製造するなど、看板や装飾などの特注品も得意としている。大小を問わず、個人ユーザー向けのステンレス製品も手がけているので、興味のある方は気軽に問い合わせてほしい。

＜COMPANY PROFILE＞
西村ステンレス工業（株）
代　表：西村　俊治
所在地：福岡県糟屋郡篠栗町大字和田1043-1
ＴＥＬ：092-947-0543
ＵＲＬ：http://www.nishimura-jec.com/