2024年04月20日( 土 )

東宝絶好調!12月を待たず累計興行収入が780億超え

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

cinema 日本映画界のトップランナー、東宝(株)(本社:東京都千代田区、島谷能成社長)は、2016年1月~11月にかけての累計興行収入を発表した。これによると同累計額は782億4,628万円7,390円。話題作の公開が多い12月の年末映画商戦を前に、過去最高だった2010年の年間興行収入748億6,961万3,000円を既に上回った。

 このハイスピードでの過去最高記録達成を牽引したのは、同社製作・配給作品の「シン・ゴジラ」。そして、同社配給作品の「君の名は。」。両作品の初公開はいずれも夏。公開から2カ月を待たずにスクリーンから消える作品も珍しくない中、異例のロングランを達成している。
 「君の名は。」には関しては、年明け17年1月の公開予定作品に組み込んでいる劇場もある。現在、同作品の興行収入は206億円(12月14日現在)。日本国内歴代興行収入(邦画・洋画総合)第4位の「ハリー・ポッターと賢者の石(2001年公開)」の203億円を超えた。このままの勢いを17年も維持できれば、第3位の「アナと雪の女王(2014年公開)」の259億円超えも可能だろう。

 福岡パルコ5Fでは、2017月1月11日(水)~29日(日)までの期間限定で、「君の名は。」の限定グッズを販売する「君の名は。SPECIAL SHOP」がオープンする。同作品のさらなるロングランは、映画業界以外でも望まれていることなのかもしれない。

【代 源太朗】

 

関連記事