2024年04月20日( 土 )

スペースワールド閉園発表で市民に衝撃

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

spaceworld テーマパーク「スペースワールド」(北九州市八幡東区)の閉園発表に対し、地元の市民からは驚きの声が上がっている。

 最近夫婦で遊びに行ったばかりという八幡西区の会社員・中原悠貴さん(26)は、「僕はスペースワールドと同い年。なくなるのはすごく寂しい。どうにかならなかったのか」と悔しそうだった。若松区在住で飲食店を経営している高野勝己さん(30)は、「他県のテーマパークと比較されると人気がないので仕方ないのかもしれないが、残念でならない」と話した。中学・高校時代はお馴染みのデートコースだったという八幡西区の会社員・佐藤俊介さん(33)は、「今年子どもが生まれたので、これからは家族で連れて行こうと思っていた。遊べる場所がなくなってしまうのは寂しい」と惜しんだ。スペースワールドで遊んだ後、隣接するイオンモールに買い物によく行くという小倉北区の会社員・篠田亜美さん(27)さんは、「毎年カウントダウンにスペワに行っていた。なくなるなんて考えられない」と話した。

 これまで身近な存在だと思っていたスペースワールドが閉園すると突然知らされた市民は、動揺を隠しきれていない様子。筆者も北九州で生まれ育った、スペースワールドと共に少年時代を過ごした1人だ。小学生の頃は夏休みにスペースワールドからあがる花火を見るために、毎年祖父の家に行った。初めて女の子と遊びに行ったのはスペースワールドだった。成人式もスペースワールドで迎えた。思い出が詰まっている施設だけに、残念な気持ちでならない。

【木村 尚基】

 

関連記事